2026年秋、円安158円台が国際物流に与える影響
2026年10月現在、円相場は1ドル=158.15円前後で推移しています。輸出事業者にとっては追い風となる水準が続いており、特に日本からモノを海外へ送り出すビジネスでは、この円安が収益を後押しする構図が鮮明になっています。一方で、輸入コストの上昇や海上運賃の変動など、フォワーダー(国際輸送の取りまとめ役となる物流事業者)にとっては、為替をにらみながら荷主のコストを最小化する提案力がこれまで以上に求められる局面です。
中古車輸出が前年比3割増──タンザニア需要がけん引
国内の中古車市場で今、注目すべきデータが相次いで公表されています。業界メディア「LOGISTICS TODAY」によると、2026年の中古車輸出台数は前年比で約3割増を記録。国内中古車相場の下支え要因としても機能しており、輸出が国内市場に与える影響の大きさを改めて示しています。
注目の仕向け地として急浮上しているのがアフリカ・タンザニアです。現地での日本車への信頼は根強く、燃費性能や耐久性を重視した実用車を中心に引き合いが強まっています。PROTO総研が公表した「2026年8月版 中古車輸出 仕向け国ベスト20」でも、アフリカ向けの存在感が増していることが確認できます。円安による価格競争力の高まりが、こうした新興市場での需要拡大と相まって、輸出台数を押し上げているとみられます。
中古車を海外へ送り出すには、車両の買い付けから港への陸送、通関書類の作成、本船への積み込みまで、多くの工程が絡み合います。神戸港を主要拠点とする山王物流では、こうした中古車輸出に必要な一連の手続きをワンストップでサポートする体制を整えており、初めて輸出に取り組む事業者からのご相談も受け付けています。
古紙輸出・リサイクルの最新動向──国内回収と海外需要の両輪
もう一つの注目トレンドが、古紙をめぐる動きです。国内では段ボール古紙の回収量が増加傾向にある一方、新聞紙や雑誌といった他品種は回収量の減少が続いていると、業界誌「古紙ジャーナル」が報告しています。ウエルシア薬局が全国257店舗で古紙・段ボール回収を実施しCO2を約70トン削減する見込みであるなど、小売業を巻き込んだリサイクルの取り組みも広がっています。
一方、海外、特にアジア圏では古紙を原料とした再生紙の需要が依然として旺盛です。国内で集められた古紙を適切にコンテナへ梱包し、海外の製紙工場へ届ける古紙輸出は、資源循環と国際貿易が交わるビジネス領域として改めて注目されています。山王物流は沖縄・神戸の両拠点を活かし、古紙輸出における集荷から船積みまでの対応も行っています。
神戸港発の国際複合輸送で、変化する市場に対応する
中古車輸出であれ古紙輸出であれ、共通して重要になるのが「国際複合輸送」の視点です。トラック・鉄道・船舶など複数の輸送手段を組み合わせ、コストと納期を最適化するこの手法は、為替や運賃が揺れ動く今の市場環境でこそ真価を発揮します。
山王物流は、神戸港および沖縄を拠点に、フォワーダーとして荷主企業の輸出入をトータルでサポートしています。円安局面を商機に変えたい方、初めての海外輸出を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。市場の変化を一緒に読み解きながら、最適な輸送プランをご提案します。