2026年8月の為替相場:円急騰が輸出市場を揺るがす
2026年8月5日時点で、1ドル=157.62円前後と円が急騰しています。日米による為替介入が実施されたとも報じられており、輸出関連株は軒並み急落するなど、市場への影響は広範囲に及んでいます。円高が進むと、海外バイヤーから見た日本製品・日本在庫の割高感が増し、輸出ビジネス全体に逆風となります。物流・貿易の現場でも、この為替変動をいかに素早く読み取り、戦略に反映させるかが重要な局面を迎えています。
中古車輸出の最新動向:2年連続プラスも中東向けは急減
自動車工業会(自工会)の発表によると、2026年1〜6月の自動車輸出台数は2年連続のプラスを記録しました。一方で、中近東向けは大幅な減少となっており、地政学リスクの高まりが数字に如実に表れています。
特に注目されるのがホルムズ海峡の情勢です。JETROの報告では、同海峡が封鎖された場合、日本からの中古車輸出に深刻な影響が及ぶ可能性が指摘されています。中東はこれまで日本の中古車輸出にとって最大級の市場のひとつでしたが、現在は仕向け地の分散が急務となっています。2026年6月版の中古車輸出仕向け国ランキングでも、アフリカや東南アジア向けの比率が高まる傾向が確認されており、輸出ルートと仕向け地の多様化が業界全体のキーワードになっています。
さらに、円高による価格競争力の低下も重なり、バイヤーとの価格交渉や通関・輸送コストの見直しを迫られている輸出事業者も少なくありません。こうした局面では、複数の輸送モードを組み合わせてコストと納期を最適化する国際複合輸送の活用が、競争力維持のひとつの手段として注目されています。
古紙輸出・リサイクル市場の今:回収量の二極化に注意
国内の古紙市場にも変化の波が訪れています。最新の古紙需給データによれば、段ボールの回収量は増加傾向にある一方、雑誌類は回収・消費ともに低調が続いています。また、街中で見かける機会が増えた「24時間無料の古紙回収ステーション」が話題を集めるなど、回収インフラ自体も多様化しています。
一方で課題も浮上しています。リチウムイオン電池の誤混入による古紙回収施設の火災リスクが各地で報告されており、千葉県松戸市では古紙回収業者が市と連携して電池の無料回収を実施するなど、安全対策への取り組みが広がっています。輸出用に古紙を集荷・梱包する段階でも、異物混入の管理は品質確保と輸出先からの信頼維持に直結する重要事項です。
山王物流が提供する中古車輸出・古紙輸出サポート
神戸港と沖縄を拠点とする山王物流株式会社では、中古車輸出および古紙輸出に対応した国際物流サービスを提供しています。フォワーダーとして、通関手続きから船積み・輸送先への配送手配まで一貫してサポートできる体制を整えており、仕向け地の変更や複数港の活用といった柔軟な対応も得意としています。
特に昨今のように為替変動や地政学リスクが重なる時期は、輸送コストの見直しや仕向け地の切り替えを検討されるお客様からのご相談が増えています。国際複合輸送の活用により、海上・陸上・航空を組み合わせた最適ルートをご提案することで、コスト削減と納期安定の両立をお手伝いすることが可能です。
中古車輸出・古紙輸出・その他の国際貨物輸送に関するご相談は、どうぞお気軽に山王物流株式会社までお問い合わせください。市場の変化をともにキャッチアップしながら、最適な物流戦略をご一緒に考えてまいります。