こんにちは!
沖縄・神戸の山王物流代表のトクダです!今日は、しっかり物流のことに触れていこうと思います。
10月の海上輸送の状況をピックアップしてご説明します。
輸入リーファーコンテナのフリータイムが無くなる。
日中航路では中国船社が10月からフリータイム(コンテナがついた後に無料で保管できる期間)の計算方法を変更し、リーファーコンテナでは、tariffでは3営業日あったフリータイムをゼロになり保管料が即日発生するようになりました。
これもコンテナ不足による対策ですね。
こうした変更は日中航路だけでなくほかの航路でも広がっていくと思われます。
船社によってフリータイムの計算方法が異なるので
都度私たちフォワーダーに確認お願い致します。
なるべく努力しますが、基本的に深刻なコンテナ不足でフリータイムの無料延長は認められないケースが多いです…
中国発電力不足の影響でコンテナ運賃急落。
中国発のコンテナが運賃が電力不足による出荷遅延が原因で急落しました。
また国慶節(中国でのスーパー連休)前後も影響しており本来予想される出荷量より大幅に減少してしまったため。すでにスペースを抑えているところが急いで低価格にて空きを埋めるためにスポット的に運賃が下がったと考えられます。
なので、下落トレンドではなく一時的な値下げだと考えられます。
北米東岸向けの海上運賃1万1,000ドルを割り込む
今まではどこまでも運賃が上昇していましたが、
ようやく天井がきていると感じます。
ですが、まだまだ運賃は高止まり状態で年末にまたコンテナ、スペースは抑えにくくなると思われます。
また中国発の電力不足による集荷量の低下により各フォワーダーがスペースをすでに確保していたところを急いで埋めるために一時的に下がったのも要因の一つです。
また米の経済回復が堅調なのでコロナの影響があった貨物量低下も回復傾向にあります。
上海港、寧波港の沖待ち154隻
中国の上海港や寧波港で、入港待ちをしているコンテナ船の数が急増しています。
9月末時点で154隻の入港待ち。
中国全土で入港待ちが多発し港の混雑状況は悪化しているようです。
なぜ入港待ちになった原因は、港労働者にコロナ患者が発生し、ターミナルが閉鎖し相次ぐ台風の影響によるスケジュール遅延が出たことから始まりました。
あまりメディアではそこまで取り上げられないですが今の海上輸送の状況をお伝えさせて頂きました。
山王物流としてお客様の悩みや問題に誠実に親身に向き合ってこの市況に対応出来る方法をロジスティクパートナーとしてご協力させて頂きます!