山王物流株式会社

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STAFF VOICE スタッフブログ アメリカ北米港、韓国釜山港の現状

こんにちは!神戸・沖縄の山王物流代表のトクダです!

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今後、海上輸送のコンテナ不足解消、海上運賃の緩和において重要になってくる北米港、アジア港の現在の情報を発信します。

●LAロサンゼルス/LBロングビーチ港

【コンテナ船の寄港数・滞船状況】 LA/LB港全体概要 ・2020年10月中旬以降より沖待ちコンテナ船が発生し始め,その後2月1日には40隻に達しています。その後緩やかに改善し6月末時点では10隻を下回る日もありましたが、その後11月12日に83隻まで増加しておりまた混雑している状況です。

・荷役中のコンテナ船は2020年11月頃から2021年11月まで27~29隻前後を推移しております。 LA港近況 ・コンテナ船の沖待ちは1月末~2月頭に一度増加し2月5日の24隻に最初のピークに達したが、その後いったん減少した。その後、上昇し、11月8日時点では40隻で横這い状態にあるといえます。 LB港近況 ・コンテナ船の沖待ち状況については、5月11日では8隻であったが、6月に入り減少し、6月15日は2隻になるなど概ね減少傾向であったが、再度上昇し、11月8日時点では39隻で横這い状態であるといえます。

【コンテナターミナル内のコンテナ蔵置日数】 ・LA/LB港は、2020年7月期から輸入コンテナのターミナル内蔵置平均日数(船から荷下ろしされトラックでターミナルから搬出される日数)が上昇しています。(2020年6月:約2.5日→2021年1月:約5日)。

1月以降は減少に転じ改善傾向だったが5月から再度上昇し、2021年9月で5.944日となっています。 また、コンテナがターミナルから鉄道で搬出されるまでの蔵置日数は、2021年1月:7.9日 →2021年4月:12.4日に上昇。その後減少したが再度上昇し6月:11.8日となったが、その後減少に転じており、9月:5.5日となっている。

●釜山港

【コンテナ貨物の状況】 ・輸入コンテナ貨物は2020年11月から微減傾向後に増加し2021年3月に約101.4万TEU/月(2020年同月比1.8%増)。その後前年同月を9月まで上回って推移。輸出コンテナ貨物は2020年6月頃から10月頃にかけて増加し、2020年10月約95.7万TEU/月(2019年同月比2.7%増)。その後、2021年3月以降は前年同月を9月まで上回って推移。

・10 月11 日、全世界的な物流量の急増で、新港内ターミナルの装置率は100%に迫る。海洋水産部と釜山港湾公社などはターミナル近くに臨時の装置場を設けたが、日没後は使用不可などの理由で大きな効果がない。蔵置率が高くなると、コンテナの入出港作業に多くの時間がかかり荷役作業の効率性が低下するため、コンテナ固定作業を行っているラッシング各社は、ターミナルの激しい生産性下落により、赤字幅は増大。ターミナルの荷役生産性が平均23 個から15 個以下に落ち、船舶が荷役作業を終えて出港する時間が少なくとも15-20 時間、最大25-30 時間も遅れています。

以上

北米港と釜山港の状況でした。

まだまだ状況は良い方向には進んではおりませんが、来年に物流の状況が緩やかに回復していくと思いますので、引き続き情報発信していき

少しでも荷主様の参考になればと思います。

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