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山王物流🏢 ゴタンダです！
2023年７月20日（木）の日本海事新聞より、「運賃市況 コロナ前に」という記事がありました。
2020年から始まった新型コロナウイルスの大流行により、海上コンテナ輸送に対して空前の荷動きと歴史的な運賃高騰という過去に例のない事象をもたらした。2023年に入り、新型コロナウイルスの影響もほぼなくなり海上コンテナ輸送は再び厳しい航路環境となっている。
という見出しから書かれている記事には新型コロナウイルスが流行した2020年からの３年間のコンテナ運賃の推移や貨物量の変化を示している。
コンテナ運賃が上昇した背景として、
新型コロナウイルスが流行した2020年は最初こそ貨物量は減少したものの欧米諸国による巣ごもり需要から貨物量は急拡大しました。
輸送需要のひっ迫、港湾混雑やコンテナ不足、スエズ運河でメガコンテナ船の座礁事故などもあり、コンテナ運賃は一気に高騰しました。
需要と供給のバランスが大きく崩れてしまいました。
新型コロナウイルス流行前の2020年１月とコンテナ運賃がピークの2022年2月で比較すると、上海発北米西岸、北米東岸、地中海向けなど約４倍にまで跳ね上がりました。
しかしながら、2022年上期をピークに同年秋以降は一気に下落した。
サプライチェーンの混乱の収束や港湾の混雑も解消され、新型コロナウイルス前の水準まで落ちている。（戻っている）
コンテナ運賃高騰は新型コロナウイルスの流行という特殊要因から一時的なものではありましたが、中国の不景気やロシアによるウクライナ侵攻など不安材料もあるなか、コンテナ運賃の市況には注目が必要です。
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