山王物流株式会社

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STAFF VOICE スタッフブログ 【船社の上期業績から今後を考察】

こんにちは!ゴタンダデス!

 

1、船社の上期業績について

2、大幅な減収減益の要因

3、今後の予想

4、フォワーダーの役割

5、まとめ

 

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8/15付の日本海事新聞に韓国船社のHMM、台湾船社エバーグリーン、陽明海運、ドイツ船社ハパッグロイドの上期業績の記事がありました。

 

韓国船社のHMMの上期(1-6月)業績は、純利益が前年同期比90%減の6103億ウォン(約663億円)でした。売上高は、58%減の4兆2115億ウォンと大幅な減収減益となりました。

 

台湾船社のエバーグリーンの上期は、純利益が前年同期比95%減101億台湾ドル(約458億円)でした。

売上高は、61%減の1342億台湾ドルと大幅な減収減益となりました。

 

同じく台湾船社の陽明海運の上期は、純利益が前年同期比97%減の32億台湾ドル(約144億円)でした。

売上高は、67%減の719億台湾ドルと大幅な減収減益となりました。

 

また、4-6月の第二四半期では、エバーグリーンの純利益が前年同期比95%減、陽明海運は、1億3000万台湾ドルの赤字となっています。

 

ドイツ船社のハパッグロイドの上期は、純利益が前年同期比67%減の31億3300万ドル(約4480億円)でした。

売上高は、42%減の108億4700万ドルと大幅な減収減益となりました。

 

4社が発表した上期の業績は、いずれも大幅な減収減益となった。

 

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〈大幅な減収減益の要因〉

 

大幅な減収減益の要因は、昨年から続くコンテナ市況の悪化、運賃の低迷だと考えられます。また、需要の減退、インフレによる個人消費の減少、中国の景気悪化もあげられます。

 

新型コロナウィルスの世界的な流行に伴い、昨年はじめまでは巣ごもり需要の恩恵を受け、貨物の増加、運賃も歴史的な水準まで上昇をしていましたが、2022年前半をピークに下がり続けており、各社の業績に影響を与えたと考えています。

 

また、世界的なインフレによる個人の消費の減少も貨物量の減少させたと考えられます。

 

中国の景気回復も遅れており、発表される経済指標も軒並み悪いものが続いており、若者の失業率も最悪な水準となっている。

 

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〈今後の予想〉

 

新型コロナウィルスによる運賃の急上昇から一転コロナ前の水準まで戻ったことで一旦は下げ止まる可能性が高いと思います。

 

その理由として、世界的なインフレが解消されつつあると考えています。

ロシア、ウクライナ戦争以降の物価上昇に対し、各国中央銀行が2倍、3倍のペースで金融引き締め政策に転換し約1年ちょっと経ちインフレが鈍化してきました。

実際にアメリカの物価上昇率は、2022年8月は8.3%に対して2023年7月は3.2%と鈍化しているのがわかります。

 

データ出所:みんかぶ

 

上記の表を見てもコロナ前の水準まで戻りつつあります。

 

全体的コロナウィルスの流行、ロシア・ウクライナ戦争による混乱を一回りし落ち着いてくると考えています。

 

さらには、各国の行き来が活発となり貨物量も増え、運賃も上昇傾向に変わってくると予想しています。

 

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〈フォワーダーの役割〉

 

コンテナ運賃が上がるようであれば、船会社にとっては喜ばしい状況ですが、輸出入する企業にとってはコスト上昇につながってしまいますよね。フォワーダーも大きな流れには逆らえませんが、その中でも少しでも安い運賃で輸送できる方法を模索し提案することです。

企業様の要望を最大限に実現できるよう様々なプランやルートをご提案することです。

 

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〈まとめ〉

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